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doLuck jazz DLC-14 2,400円(税別) 1月25日発売 |
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Producer's Note ベーシスト増原 巖7年ぶりに世に問うドラムレスユニットOMD!! ドラムレスだからこそ聴こえてくる音の繋がり、Swing感、そして歌心をじっくり味わってほしい。 かつてハードバップ・ユニット「What’s Up?」を率い、熱心なファンを集めていたベーシスト増原巌が結成したドラムレス{OMD}のデビュー作。自在に歌い、奔放に飛翔する市原のトランペットを、やさしくそして時には鋭く切り返す石田のピアノ。そして二人の気分のいい会話を、堅実にそしてしっかりとスイングするベース・プレイで支える増原。「室内楽」というアルバム・タイトル通りのシンプルな演奏が絡まりあい、豊穣なサウンドを構築していくさまは、時にスリリングでさえある。 Liner Notes 楽譜のことを英語で”Chart”といいます。”Chart”とはそもそも海図という意味。 楽譜が海図ならば演奏は航海、音楽は旅のストーリーだと思う。 さて、役者は揃った!新しいストーリーを書く旅に出よう! 1. Be My Love 1950年、イタリア系アメリカ人の歌手で映画俳優のマリオ・ランツァ(Mario Lanza)が、Toast Of New Orleansという映画の中で歌った曲。Nikolaus Brodzsky作曲、Sammy Cahn作詞。 いかにもイタリアン・オペラの中に出てきそうな曲で、イタリア贔屓の僕と市原のお気に入りです。 2. Indigo Blue 僕の最新オリジナル曲。愛弟子、菊池藍君に捧げて書きました。藍→Indigo Blue 3. That's Not Cool At All 1994年頃に書いた僕のオリジナルで、録音するのはこれで3回目。 「この曲、そんなに好きなの?」と聞かれても否定はできない。 4. Too Shy To Say 1974年リリースのStevie Wonderのアルバム、First Finaleに収録されたバラード。 「この曲やりたいんだけど」と言うと、「私もやりたかったんです」と市原。 5. I Can't Live Without It 僕がOMDの前にやっていたグループ、「What's Up?」の活動中に書いて、「Music Is Real」というアルバムにも収録した曲。 6. The Touch Of Your Lips CherokeeやThe Very Thought Of Youを作曲したRay Nobleが1936年に書いた曲。What's Up?時代にもよく演奏しましたが、アレンジを刷新しました。 7. Hope For Pyotr 2009年頃に作曲し、今回が初録音。ある日の明け方、まだ布団にくるまっている時に、不意に出てきたメロデイを 元に、その勢いのままピアノに座って一気に書き上げた曲です。 大好きな作曲家Pyotr Ilyich Tchaikovskyの、作曲家としての成功とは裏腹に悲しみに包まれた人生に哀悼の意を表した曲です。 (Text by 増原巖)
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